本日担当の櫻井です。
最近は、大手の住宅メーカー会社だけでなく、
一般企業もまちづくりに取り組んでいるようですよ。
自分にあまり馴染みのなかった
ディズニーも最近は、アメリカのカリフォルニア州で
住宅コミュニティー開発を行なっているようです。
http://j.people.com.cn/n3/2022/0221/c94476-9960943.html
テーマパークを造ってきたノウハウを用いて、
1900戸ほどのコミュニティを形成するようです。
ディズニーのキャストの方が自治会やクラブハウス運営を行い、
そのコミュニティ向けのエンタメやアクティビティ、
食事などのディズニーの世界観を
「住みながら」体験できるとのこと。
ファンの方には天国のような居場所になりそうですね〜
「ストーリーテリング(物語を語って伝える)」から
「ストーリーリビング(物語と共に人生を過ごす)」ということに
コンセプトに置いて開発を進めているようです。
次は日本の事例です。
キャンプなどのアウトドアブランドの
スノーピークもまちづくりを行なっているようです。
新潟に分譲住宅開発を行なっています。
詳しくはWEBサイトを確認してみてください。
https://nokiro-no-mori.jp/
https://nokiro-no-mori.jp/img/pamphlet.pdf
6600坪の広さで分譲住宅のほか、賃貸住宅、
広いコミュニティースペース、マルシェ(コマーシャルエリア)などで
形成されていて、
自然の魅力を生かした、
「野遊び」や「人と人のつながり」を
コンセプトにしています。
家族、特に子育てには良い環境だと思います。
最近はキャンプブームですし、
スノーピークブランドが好きで
アウトドアが趣味な人には最適な空間ですね!
ちなみに、スノーピークは衣食住働遊の
全ての課題解決に挑み、
その中で、アウトドアはライフスタイルと考えて、
キャンプは家族の絆を深める豊かな時間の提供できる
場(空間)として提唱して、事業を行なっているとのこと。
なるほど。初めて知りましたが、
大いに共感できそうですね。
日本と海外それぞれで代表的な
住宅メーカーでない一般的な企業の
まちづくりの事例を紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか?
共通していることとしては、
独自の世界観(価値観,ブランド力)があって、
ライトユーザーからコアなファンまで獲得している
企業であることだと思います。
最近はモノからコト(体験)が重視されるようになり、
SNSやマーケティングなどが発達して、
ネットで特定の人やブランドなどの世界観を
共有しやすくなり、
コアなファンも獲得しやすくなりました。
D to Cもその典型でしょうか?
https://www.tsuhan-marketing.com/blog/d2c/meaning_of_d2c
アパレルブランドなどは
昔から生活雑貨や、より良い暮らしを
提供していましたが、
今は一企業がファンがいれば定住する
「場(コミュニティ)」まで
提供できるところまで来ています。
衣食住働遊で考えてみると、
昨今の時代の変化で、
場所を制約していた「働」が
場所の制約が弱くなり、
その分「遊」に場所のウェイトを置くことが
できるようになったことが大きいのは確かです。
今後は、「のんびりと子育てがしやすい街」とか、
「若者が多い活気のある街」とかざっくりとしたものから、
それぞれが大事にしたい、
または居心地の良い価値観を持ったまちづくりが
地方を中心に広がっていくんじゃないかと感じました。
例えば、「ホタルがいる里山で子育てを」とか。
また、その範囲も市区町村が提唱するコンパクトシティなどの
行政レベルからコミュニティ単位での街づくりが可能という
考え方も持っていく必要があるのかもしれないですね。
個人的には、魅力はあるけれども
人がいなくなり無くなるかもしれない
地方の里山への起爆剤となって欲しいものです。
地方こそデジタルとか最新のテクノロジーを
使ってみるのも面白いかと思います。
コミュニティー単位であれば
蓄電池を張り巡らせて電力を賄えれば、
送電網も要らないかもしれないですし、
必要なものはEVの移動コンビニも活用可能です。
花火大会の代わりに
人口流れ星を行ってみるのも面白そうですねー
「住」の価値観の変化にも
ついていけるようにしていきたいですね。